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 よく、「勉強と部活が両立できません」という相談を受けます。


 私の極論かもしれませんが、しょせん部活です。勉強できないならやめちゃえばいいと思います。

 だって、あれ、「趣味」とか「同好の人々」が集まる集団ですよね、本来は。野球をやりたい、吹奏楽をやりたい、そういう生徒の集まりであるはずです。

 それがなんだか知らない間に、「根性」とか「気合」とかわけのわからないのが入ってくるわけです。筋力トレーニングも、生徒に聞くと半分素人(といいますのも、体の鍛え方について某所できちんと教育を受けたことがあるのです。今ではその記憶もずいぶん薄れましたが)の私が聞いても、「それは体痛める危険性が高い割りに効果ないぜ」みたいなことを平気でやらせています。

 だいたい、学校の教師はスポーツの専門家集団ではありません。体育の先生は別ですが、部活の顧問といっても、いいとこ「自分も学生のころやっていた」くらいの人が多数です。そんな人が半端な知識でメニュを組むわけですから、まさに「生兵法はけがのもと」です。

 あと、たちが悪いのが、「オレは甲子園にいけなかったが、お前達がオレを連れて行ってくれ」みたいな人ですね。自分の夢を生徒に押し付けんな。生徒はお前の夢をかなえる道具じゃねーんだよ。と思うわけです。

 ひどいのになると、夏に塾や予備校で勉強しようという受験生に、「お前は自分ひとりがよければいいのか。他のメンバーはどうなる。お前はエゴイスティックだ」などと生徒を脅迫する顧問なんかも実際いるわけです。ヤクザが組から足洗うんじゃないんですから、自由にやらせなさいよ。生徒の未来を食いつぶすようなやつに教師の資格はありますまい。

 そもそも部活をやってて本気でプロを目指している生徒がどれだけいるんですか。プロを目指すのなら話は別ですが、所詮は卒業前に引退したら終わるクラブ活動ですよ。勉強の方が大事に決まっているじゃないですか。自分の夢に生徒を引きずりこむ顧問の方がよっぽどエゴ丸出しやんけ。

 だいたい部活でちょっといい成績とったって、推薦の足しにもなりゃしません。個人戦で全国大会でベスト8、くらいじゃないと恥ずかしくて調査書に書けませんよ。

 部活は課外活動、つまりオマケに過ぎないんですから、勉強に支障が出たら本末転倒もいいとこです。

 大体、中高生のティーンエイジャーが、家族と過ごす時間がほとんどない、ということが異常だと思ってないわけですよ、ほとんどの人が。絶対おかしいですって。

 だから部活をやめましょう、と私は主張するわけです。甲子園なんてやめちゃえばいいんです。あんなものがあるから、野球のせいで人生を狂わされている高校生が毎年数千人の単位で量産されちゃうわけですよ。甲子園に出てドラフトでプロに入って大活躍、なんて人は毎年どれだけいるんですか。

 プロ野球選手やJリーガーになるくらいなら、東大京大に入るほうが、百倍くらい簡単ですよ。それぞれ学年3000人くらいいますからね。

 だから部活は、文字通りの意味の「課外」活動にとどめるべきです。先生も休日をつぶして遠征とか、わけのわからない時間のつぶされ方をせずにすみますし。何しろ日本の先生は世界一忙しいんですから、負担を軽くしてあげないと。

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